ジェイク・ジレンホールについて語ろう

ミセスGさんに「好きな俳優は誰?」と聞かれたので答えます。

ジェイク・ジレンホールです!!!

 

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ロン毛とかオールバック好きなんですよね。セクシーだから。

若かりし頃のメル・ギブソンとかも好き。

あとお父さんにしたい俳優No1はリーアム・ニーソン。強いから。

 

・おすすめジェイク映画リスト(公開年順)

遠い空の向こうに(原題:Octorber Sky) 1999年

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初主演にして、ジレンホールの俳優としての方向性も決まった作品。
貧乏な炭鉱町で、冴えない陰キャの主人公が自作ロケットを打ち上げる青春ドラマ。

閉鎖的な田舎で外の世界に憧れを持つという、アメリカのティーン映画ではお決まりのパターンだが、周りの大人を説得したり協力してもらったり、ティーンコミュニティだけに終始するのでなく、町全体を巻き込んでいる感じがとてもいい。

しかも実話を元にしており、きちんとNASAに就職したり、ロケット業界では神様であるフォンブラウンに会っていたりと、ドラマ性も凄い。

特別頭が良い理系学生というわけでもないところから、必死に勉強したりトライアンドエラーでロケットを飛ばす熱量がすごいので、若者が頑張ってる姿に感動しちゃうオッサンには持ってこいの映画。

 

ゾディアック(原題:Zodiac) 2007年

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1968年から端を発した、連続殺人事件および、全米メディアを巻き込んだ暗号騒動を元にしたミステリー作品。こちらも実話ベース。

アイアンマンこと、ロバート・ダウニー・Jrと共演しているが、しっかり主人公はジレンホール。

新聞社で働く冴えない風刺漫画家であるロバートは、犯人が送り付けてきた暗号に強く興味を持ち、やがて警察の捜査を超えた独自の調査により、自伝を出版するに至る。

アメリカ犯罪史を代表するような大事件の第一人者の半生というだけでなく、当時のアメリカの雰囲気を描いたクラシカルな世界観も魅力。

ちょっと長くて地味ではあるが、事件に対する主人公の熱意をジレンホールが熱演している。

 

プリズナーズ(原題:Prisoners) 2013年

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女の子の誘拐事件を発端に、被害者の父親、担当刑事、容疑者それぞれの顛末を描いた群像劇的なミステリー映画。

主演である名優ヒュー・ジャックマンを食いまくった迫力ある演技に度肝を抜かれた。

元々はヒュー・ジャックマンが好きなので見始めたのだが、思わず推しを変更してしまう程度にはハマった映画だ。

オチがハッキリしないというか、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか判別する直前でスッパリと終わっているのも個人的に心打たれた。

 

ナイトクローラー(原題:Nightcrawler) 2014年

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犯罪や事故現場を撮影し、テレビ局に売り込むフリーランスカメラマンが主人公のサスペンス映画。

より過激で、より高く売れる映像を求めて危険に飛び込んでいく様は狂気そのもの。こいつはサイコパスですぜ・・・。

この辺で紹介する作品の傾向が分かっていただけると思うが、冴えないと思っていた主人公が異常な熱意を発揮して変貌していく様を表現するのが非常に上手い。

元々が垂れ目気味でハンサム、ちょっと口角の上がった表情というのが大きいのでしょう。

常にしょんぼりして、ふてくされてるような表情だったり、ヘラヘラと甲斐性の無い感じをナチュラルに出せているから、何かに集中している演技を見て視聴側も集中しやすい。

 

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(原題:Demolition) 2015年

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通勤途中の交通事故で、同乗する妻を突然亡くした証券マンが主人公のシニカルなドラマ。

目の前で妻が死亡するという、ショッキングな出来事がありながらも、実は妻を愛しておらず、それほどショックを受けていない自分にショックを受けている展開が新鮮。

お金を入れたのに商品が出てこなかった自動販売機の管理会社に宛てて、妻との馴れ初めや現在の心境などをクレームのような形で発露していく様が面白い。

内面的な心の動きを描いているという点においては、フランス映画のような地味さもあるが、ジレンホールの不安定で狂気っぽい演技の上手さから、妙に惹きつけられる。

タイトルはよくある謎邦題に見えるが、オチを強調する味のある邦題になっていると思う。

プリズナーズと合わせて、観た後に誰かと考察や感想を言い合いたくなるような作品。

 

 

最後に。

ラストネームのGyllenhaalはカタカタ表記だとギレンホールと呼ばれるが、アメリカ英語ではジレンホールと発音するらしい。

スウェーデンではイェレンフーレヘと発音するのが正しいようです。

どうでもいいと思います。